さてさて、お盆休みやらなんやらを挟んだ関係もありまして、前回予告からだいぶ合間が開いてしまいましたが(^^;)

 いよいよ始めて参りましょう。「俺の屍を越えてゆけ」プレイ記録、その記念すべき第1回!
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 ※今回は前置きと説明等が多めで、ちょいボリューム過多な記事です。
 


<イントロダクション>

 今回プレイするゲームはPSPリメイク版「俺の屍を越えてゆけ」

 ジャンルとしては「世代交代型RPG」と呼ぶのが適切でしょうか?
 主人公一族の力(素質)を親から子、子から孫へと、子孫代々へ脈々と受け継いでいき、最終的に一族の悲願である「宿敵・朱点童子の打倒」を目指していく、というのが本ゲームの目的になります。

 私が過去にプレイしたことのあるゲームで例を挙げると、

 ・Romancing Saga 2(SFC)
 ・ヴィーナス&ブレイブス ~魔女と女神と滅びの予言~(PS2)

 これらの作品に似た雰囲気を感じることができるゲーム。
 また、自身のプレイ経験こそないのですが競走馬育成シミュレーション「ダービースタリオン」が最も共通項の多いゲームらしく、俺屍を指して「人間版ダビスタ」と表現されることもあるそうですね。


 これらのどの作品にも共通していることは、

 ・ユニットが成長と共に力をつけ、やがて衰え、そして死んでいく。
 ・たとえ個が滅んだとしても、その力は次世代に受け継がれていく。

 という、生物にとって絶対的で不可避のサイクルがゲーム中のシステムとして組み込まれているということで、それがこのジャンルのゲーム最大の魅力でもあります。

 まあ、「衰え」だとか「死」だとか。この俺屍(PS版)が発売された1999年当時まだ10代だった私にとって、それらのキーワードはどちらかと言えば目を逸らしていたい単語。苦労して育てた最強ユニットが寿命によってロストしていくというゲームシステムは決して面白いと感じるものではありませんでしたが……。
 (どちらかと言えば「見目麗しい女神様たちとカップリングができますよ!」というシステムの方に魅力を感じますよね。年頃の男の子としてはw)

 しかし、そこから10年以上の年月が経過し、それなりに「いっぱしの大人」を名乗れる年齢になったかな?ってくらいになると、前述のような重いキーワードに対して少しだけ寛容になれる、というか「そういうもんなんだろうな」ってある程度受け入れられるようになってくるもの……なのかも。
 なにより、そういう年齢・心持ちになってくると今度は「受け継がれていくモノ」という要素が俄然魅力的に感じられてくるものなんですよね。

 というわけで、このたび私が「俺屍」というゲームに手を出してみたのも、まあ大体そんな感じの理由です。

 (って、なんだかちょっと、……というよりだいぶ言葉足らずな気もしますが。)

 (まあ、ここでウダウダと語り過ぎてもラチがあきませんし、その辺の思いの丈は今後この俺屍記事を投稿していくなかで追々伝えていければいいかな?)


 子供の頃はちょっと理解し難かったゲームも、大人になった今だからこそ本当の意味で楽しむ事ができる。それがこの「俺屍」ってゲームなんだろうって思います。



<オープニング>
 前置きが長くなってしまいましたが、もうちょっとだけ。
 ここで本ゲーム開始時の大まかのストーリーを説明しておきましょう。


 物語の舞台は「京の都」。当時の京では人間と鬼達との激しい戦いが繰り広げられていました。

 鬼達の頭目の名は「朱点童子(しゅてんどうじ)」
 朱点童子率いる強大な鬼の軍勢に対して、人間側は苦戦を強いられます。
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 そんな苦しい状況の中、朱点討伐に名乗りを上げたのが二人の戦士。
 一人は名うての剣士「源太」、そしてもう一人が薙刀士であり源太の妻でもある「お輪」

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 鬼達の本拠地・大江山。
 源太とお輪は立ちはだかる鬼達を次々と蹴散らし、そしてついに朱点童子のもとまで辿り着くことに成功します。

 ……が、あと一歩のところで朱点の卑劣な罠に嵌った源太が討ち死。
 お輪も、京に残してきたはずの我が子(=主人公)を人質にとられたことで戦う意思を失い、無抵抗のまま敗北を受け入れてしまいます。


 こうして、源太とお輪は戦死。
 残された二人の子供は命こそ奪われなかったものの、朱点によって2つの呪いをかけられてしまいます。

 1つは「短命の呪い」
 主人公、およびその子孫は、生後2年程しか生きることができません。

 もう1つが「種絶の呪い」
 主人公一族は、人間同士で子孫を残すことができません。

 この2つの呪いを解くには朱点童子を倒すほかに無く、わずか二年しか生きられない主人公にとってそれはあまりに無理難題。


 そんな主人公に救いの手を差し伸べたのは、天界に住まう神々たち。

 「人間同士で子孫を残せなくても、神々と交神(=交神の儀)することで子孫を残せますよ」

 という、裏技の如き秘法を提示されるのですが、八方塞がりの主人公に選択の余地はありません。


 神様と交神を行うことで、その神様の力を受け継いだ子孫を残し、その力を次の世代、そのまた次の世代へと脈々と引き継いでいく。
 そして、いずれは鬼を、神をも超える力を宿した一族の末裔が、憎き仇敵・朱点童子を討つ。


 こうして、主人公一族と朱点童子の、長きに渡る戦いの歴史が幕を開けるのでした……。



<ゲームスタート>
 という、以上のバックグラウンドストーリーを理解したところで、いよいよゲーム本編のスタートです。

 注)
 ここであらかじめ断りを1つだけいれておきます。

 本ゲームはもう数年も前に発売された「古いゲーム」ではありますが、RPGというジャンルですから「メインストーリーに関わるネタバレはNG」で進めていきたいと思います。
 私はすでにゲームを1周クリア済みなので「朱点童子とは○○○」とか「真の黒幕が×××」とか、ストーリー上のキーとなる情報はほぼ全て把握している(つもり)のですが、当記事上ではその辺りの情報を全て伏せた状態のまま投稿を続けさせていただきます。(一応、未プレイの方への配慮ということでb)

 ただし、ダンジョン攻略情報やらボス攻略やら。そういった話題は一切自重しませんので悪しからずm(_ _)m


 さて、ゲームを開始したプレイヤーがまず最初にやるべきことは、自身の姓名や生年月日の決定。そして、ゲーム難易度の初期設定もこの段階で取りあえず決めておく必要があります。

 入力情報のうち生年月日の方はゲームそのものに殆ど影響を及ぼさない要素のようなのですが、一方でプレイヤーの姓名情報の方はそのまま初代当主の名前としてゲーム中にダイレクトに反映されます。

 さすがにここで自身の本名をそのまま入力してしまうと、当ブログ記事としては非常に扱い難いモノになってしまいますから、ここはひとつ「偽名」を使わせて頂くことにしましょうb
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 一族の苗字は「御多飯(オタメシ)」、名前は「優雨助(ユウスケ)」に決定。
 苗字のほうは、「俺屍というゲームを『お試し』してみましょう」という、単なる駄洒落ですw

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 初代当主「オタメシ ユウスケ」の御尊顔。
 「伊達にあの世は見てねーぜ!」的な響きのあるフルネームです。

 ゲーム開始時の年齢は「0才8ヶ月」。普通の人間ならまだ赤ちゃんの年齢なのですが、前述の「短命の呪い」によって急成長を果たした(※)ことで既に青年期を迎えてしまっています。そのため、この初代当主に残されている寿命は、実質あと1年足らずしかありません。
 (※主人公一族は常人の何十倍ものスピードで成長し、そして衰えていきます。)

 ゲーム難易度は「あっさり」「しっかり」「じっくり」「どっぷり」の4段階から選択でき、右へ行くほどクリアまでにかかる時間が長くなり、クリアまでの道程も険しいものになります。
 この難易度設定はゲーム中いつでも自由に変更可能という親切設計になっているのですが、その親切さは逆に言えば「どっぷり」モードはそれ相応の厳しさがありますよ、って事を暗に物語っているわけでして(^^;)

 完全初見プレイとなる今回は、ひとまず2番目の「しっかり」モード固定でやっていく方針で行くことにしましょう。


 一通りの入力が済むと、今度は神様との初めての「交神の儀」に赴きます。

 最初に選択できる神様は火・水・風・土の4属性にそれぞれ1人ずつ。合計4名の神様の中から任意で1人を選択し交神の儀を執り行います。
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 今回は水属性の女神さま「魂寄せ お蛍(たまよせ おけい)」さんを選択。
 交神の儀の結果、優雨助にとって第一子となる女の子「紅(コウ)」が誕生しました。


 というわけで、これから朱点童子打倒を目指して長き戦いへと身を投じていくことになる御多飯一族。今はまだ初代当主「優雨助」とその娘、二人だけという非常に心許ない状態なのですが、なにはともあれ一族の歴史の第一歩を踏み出すことになりました。



<1018年4月>
 ゲーム開始時の西暦は1018年春。日本の史実に照らすと、平安時代の末期くらいに相当しますか。

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 一族の屋敷にて、まずは一族の身の回りのお世話役「イツ花(イツカ)」さんから色々とゲームの説明を受けます。
 彼女は、いわば本ゲームにおける指南役であり、やや複雑で難解な本ゲームのシステムのほぼ全てを(わりと大雑把にではありますがw)ひと通りレクチャーしてくれます。
 また「風邪をひかない事だけが取り柄」を自称する元気娘の彼女ですが、この先苦難の連続が待ち受けている御多飯一族の面々にとっては、その彼女の底抜けの明るさだけが唯一にして最大の救いと言えるのかもしれません。


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 こちらはイツ花と同じく、もう一人のメインキャラクターである「黄川人(キツト)」くん。
 主人公一族が鬼討伐のためにダンジョンへと赴こうとすると、どこからともなくひょっこりと登場してはそのダンジョンにまつわるエピソードや神々の逸話なんかを聞かせてくれる情報通の彼。イツ花さんがゲームシステムの指南役なら、この黄川人くんは俺屍ストーリーの指南役。俺屍世界の水先案内人にしてストーリーテラーとも呼ぶべき存在でしょうか。

 ちなみに彼のCV担当は、かの名探偵役でも有名な「高山みなみ」さん。
 これはまったくの余談なのですが、私がこのゲームの購入を決めた要因の一つが、この「CV:高山みなみ」だったりします。(高山さんのあの声、個人的に凄くやみ付きなんですよね。)

 ただ、そんな重要なポジションにいる黄川人くんなのですが、その役割上ストーリーのカギとなるような情報(伏線)をベラベラと喋りまくり、さらにメインストーリーにも密接に絡んでくるキャラクターであるため、「メインストーリーのネタバレ無し」という当ブログの方針とはこれ以上なくミスマッチな存在で扱い辛いことこの上なし。

 ですので黄川人くんが当ブログ上に登場するのは、じつはこれが最初で最後のことになるかもしれませんね(^^;)
 (少なくとも本編クリアまでは、しばしお別れということになるでしょうかw)



 さてさて、キャラクターの紹介はその辺にして、ゲーム本編に話を戻しましょう。

 一族にとって初陣となるこの4月は、3種類あるダンジョンのひとつ「九重楼(くじゅうろう)」へと突入。
 ダンジョンは基本的に奥へ進むほど強力な敵(=鬼)が出現するようになるので、この初陣は無理をせずダンジョン入り口付近でひたすら鬼退治に勤しむことにします。

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 画面左上、円を描くように灯っている8つの火のアイコンはダンジョンで行動できる制限時間を表しています。ダンジョンを移動したり戦闘を繰り広げたりすることで時計回りに1つずつ火が消えてゆき、全ての火が消えてしまうと1ヶ月が経過することになります。
 また、通常は青い火だけが灯っているのですが、今回の画面のように赤い色の火が稀に灯っていることがあります。これが「熱狂の赤い火」というこのゲーム独特のシステムで、この赤い火が灯っている時間帯でのみ鬼達との戦闘で獲得できるレアアイテムのドロップ確率が格段に跳ね上がるという代物。
 そのため、この「熱狂の赤い火」が灯っている時間を最大限に活用してレアアイテムを効率よく収集し、そのアイテムで一族を順番に強化していくことがこの俺屍というゲームのキモになるようです。


<1018年5月>
 初代当主「優雨助」が二度目の交神の儀へ。交神のお相手は土の女神「福招き 美也(ふくまねき みや)」様。

 交神の儀を実行すると強制的に1ヶ月が経過する仕様なので、ダンジョン攻略等の討伐任務はひと休みすることになります。
 また、交神の儀によって誕生した子供が一族の元にやって来るのは基本的に交神から2ヶ月後。今回行った交神の儀では、1018年7月に新たな一族の子を迎えることになります。


<1018年6月>
 この月は九重楼とはまた別のダンジョンである「相翼院(そうよくいん)」へ出撃。
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 ここに出現するザコ鬼との戦闘で「朱ノ首輪」をゲット。鬼に装着されていた首輪がはずれたことで、その鬼の中に封じられてしまっていた神様「白浪 河太郎(シラナミ ガタロウ)」が解放されました。
 ダンジョンではレアアイテムの獲得やボス鬼の撃破のほか、こうして封印された神様を解放して回るのも重要な仕事のひとつ。神様を解放してあげる事でその神様との交神が可能となり、それがゆくゆくは一族の強化へと繋がっていきます。

 ただ、この神様解放のアイテム「朱ノ首輪」をゲットする条件がなかなかに難解で、この首輪を所持している鬼を討伐しなければならないのは勿論のことながら、「自軍に特定の神様の子供がいること」や「特定の装備・術を身に着けていること」といった神様ごとに定めらたわりとシビアな条件を満たしていないと解放には至りません。
 この条件の詳細に関してはゲーム中では一切説明が無く、自分が希望する神様を解放するにはある程度色んなパターンを場当たり的に試してみる必要があったり……。

 まあ、各神様の解放というのはゲームクリアの絶対条件では全くなく、そのため神様解放のための難解な条件の数々は「鬼達と戦っていたら、偶然に神様を解放することができた!」くらいの気楽な感覚でプレイしてください、という開発者側からのメッセージなのでしょう。
 どうしても全ての神様の解放に拘るというのであれば攻略サイト等の手助けがまず必要になりそうですが、今回の私の初見プレイに関してはそういった外部からの情報は全てカット。あくまで自力のみで進めていくことにしているので、果たしてどの程度の数の神様が解放できるかどうか……。



 ……というところで、今回はここまで。

 色々と説明・解説の部分が多かったため記事のボリュームのわりに話はほとんど進みませんでしたが、次回記事以降はゲーム進行をもう少しスピードアップさせて、どんどん先へ進めていく予定です。


 ……予定です。ハイ(^^;)
 


 (続く)